文字サイズ
音声読み上げ

「第34回介護福祉士国家試験」学校種別合格率について

「第34回介護福祉士国家試験」学校種別合格率について

厚生労働省の参考資料(第34回介護福祉士国家試験養成施設別合格率)を集計したデータを掲載します。各学校にてご参考にしてください。

※なお、厚生労働省の参考資料の「福祉系高校」は新養成課程(総数・新卒・既卒)のみ公表されており、旧養成課程及び特例高校は含まれていません。そのため合格発表資料と参考資料の受験者数(2,816人←参考資料:2,634人)・合格者数(2,290人←参考資料:2,191人)・合格率(81.3%←参考資料:83.2%)は異なっています。

【データ分析のポイント】
Ⅰ 総数について
・福祉系高校の合格率83.2%は養成施設ルート65.3%より17.9%高い。
・学校種別でみると福祉系高校の合格率83.2%は大学88.3%より低いものの他の短期大学・専門学校・専攻科(専門学校扱い)より高い。
・福祉系高校における合格率80%以上の学校が占める割合は59.3%(70校)で、養成施設ルートの53.2%(191校)より高い。
・福祉系高校における合格率50%以下の学校が占める割合は6.8%(8校)で、養成施設ルートの18.9%(68校)より少ない。
・福祉系高校における合格率80%以上の生徒が占める割合は69.9%(1,531人)で、養成施設ルートの54.4%(2,538人)より多い。
・福祉系高校における合格率50%以下の生徒が占める割合は1.4%(31人)で、養成施設ルートの11.5%(538人)より少ない。

Ⅱ 新卒について
・福祉系高校新卒の合格率90.4%は養成施設ルート72.3%より18.1%高い。
・学校種別でみると福祉系高校新卒の合格率90.4%で養成施設ルートで一番高い大学90.5%とほぼ同等である。(ボリューム層が異なる)
・福祉系高校新卒の合格率80%以上の学校が占める割合は80.9%(89校)で、養成施設ルートの62.6%(221校)より高い。
・福祉系高校新卒の合格率50%以下の学校が占める割合は0.0%(0校)で、養成施設ルートの16.7%(59校)より少ない。
・福祉系高校新卒の合格率80%以上の生徒が占める割合は87.5%(1,820人)で、養成施設ルートの67.0%(3,017人)より多い。
・福祉系高校新卒の合格率50%以下の生徒が占める割合は0.0%(0人)で、養成施設ルートの7.2%(322人)より少ない。

Ⅲ 既卒について
・福祉系高校既卒の合格率33.3%は養成施設ルート18.1%より15.2%高い。
・学校種別でみると福祉系高校既卒の合格率33.3%で養成施設ルートで一番高い大学45.5%に次いで高い。
・福祉系高校既卒の合格率50%以下の学校が占める割合は64.6%(53校)で、養成施設ルートの71.9%(159校)より少ない。
・福祉系高校既卒の合格率50%以下の生徒が占める割合は49.5%(55人)で、養成施設ルートの46.4%(77人)とほぼ同等である。
※ただし「既卒」の合格率はどの学校種において全体の半分程度となっており、卒業後のフォローアップの必要性が高い。

社会福祉士国家試験、介護福祉士国家試験、精神保健福祉士国家試験合格発表:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター (sssc.or.jp)

一覧へ
©︎ 全国福祉高等学校長会 All Rights Reserved.